ー 初めに今の道を目指すことになった理由やきっかけを教えてください。
似てるというところです。 芸人というよりも、業界に興味はありましたが、趣味で始めたのがきっかけです。 路上で3年くらい経った頃から、徐々に人が集まるようになり、自分の中で決断し、前職を辞めました。 それが32歳の時ですね。 なので芸人になってまだ、7年目です。
ー 初めから今のスタイルなんですか?
2006年くらいから、よく似てると言われるようになり、その都度キャップをかぶったりはしていましたが、今のような、格好だったり、動きは出来ていなくって。 ユニフォームもT-shirtだったり、白のジーンズだったり、あるものでやってましたね。
ー 路上ということは、音楽ライブのような形でやっていたのですか?
そうですね。 渋谷、新宿、下北あたりで、土日の人の多い時にやってました。 でも、東京ドームのWBCがきっかけです。 あの時は、こんなにも人集りができるんだということに、まず、自分が驚きましたね。
ー その頃から、名前は「ニッチロー」さんだったんですか?
2009年(路上スタートした年)の時点では、一応自分ではつけてましたね。 始めは、漢字の似るで、「似ッチロー」だったんです。 あとは、数字の「1、2」という意味と、「ニッチ」という隙間産業の意味も込めて、一応3パターンあるんですよ。
ー そんな深い意味があったんですね。無言の芸でおなじみですが、動きの研究とかもその頃から始めたのですか?
そうですね。路上に出た頃から、研究をするようになりましたね。 やっぱり、より似せたくもなりますし、野球をする人からするとあの動きが違うとか、左右の違いもあったので。
ー では、本当に芸人になりたいというよりも先に、似てることがきっかけだったんですね。
そこですね。 芸をすることで面白くなって、人が喜んだり驚いたり、してる絵が面白くて、その格好のまま電車とか乗ってましたね笑
ー それはすごくシュール! 遭遇したかったです(笑)
ですよね。そうゆうシュールなことをしたくて、スシローに行ったり(笑) スシローにイチロー来たみたいな、でも誰にも撮られてない。っていうところが、自分の中の、面白さでした。
ー そこまで行くと癖ですね!笑 今までのお仕事で印象的だったのはどんなことですか?
プロ野球選手に会ったこともそうですし、 始球式とかで、実際に人が入ったスタジアムのグラウンドに立った時は、痺れましたね。 あれは本当に気持ちよくて、忘れられないです。